XFree86 3.3.3 リンクキットの Readme The XFree86 Project, Inc. 22 October 1998 The X Jananese Documentation Project 16 January 1999 1. XFree86 3.3.3 リンクキットの Readme 1. gcc-2 を使用しないシステムで、gcc-2 で作成されたバイナリ配付物を使 用する場合はたぶん libgcc.a を組み込む必要があります。 2. リンクキットを使って Xnest をリンクする場合は XFree86 3.3.3 のライ ブラリが /usr/X11R6 にインストールされていることを確認してくださ い。他のサーバの場合には、現在リンクキットは内蔵されています。 3. xf86site.def ファイルを編集して、構築したいサーバと組み込みたいドラ イバや機能拡張を定義します。 o デフォルト値が正しくなければ、使用するコンパイラに合わせて HasGcc と HasGcc2 を設定します。 o リンクキットが gcc-2.x で作成されていて、それと異なるコンパイラを使 用する場合、libgcc.a をインストールしておく必要と NeedLibGcc を YES に設定する必要があります。 o 256 色サーバを作成するには: XF86SVGAServer を YES にします。 o 16 色サーバを作成するには: XF86VGA16Server を YES にします。 o 白黒サーバを作成するには: XF86MonoServer を YES にします。 o S3 サーバを作成するには: XF86S3Server を YES にします。 o Mach8 サーバを作成するには: XF86Mach8Server を YES にします。 o Mach32 サーバを作成するには: XF86Mach32Server を YES にします。 o Mach64 サーバを作成するには: XF86Mach64Server を YES にします。 o P9000 サーバを作成するには: XF86P9000Server を YES にします。 o AGX サーバを作成するには: XF86AGXServer を YES にします。 o ET4000/W32 サーバを作成するには: XF86W32Server を YES にします。 o IBM 8514/A サーバを作成するには: XF86I8514Server を YES にします。 o I128 サーバを作成するには: XF86I128Server を YES にします。 o GLINT サーバを作成するには: XF86GLINTServer を YES にします。 o TGA サーバを作成するには: XF86TGAServer を YES にします。 o GA-98NB/WAP サーバを作成するには: XF98GANBServer を YES にします。 o NEC480 サーバを作成するには: XF98NEC480Server を YES にします。 o NEC-CIRRUS/EPSON NKV/NKV2 サーバを作成するには: XF98NKVNECServer を YES にします。 o WAB-S サーバを作成するには: XF98WABSServer を YES にします。 o WAB-EP サーバを作成するには: XF98WABEPServer を YES にします。 o WSN-A2F サーバを作成するには: XF98WSNAServer を YES にします。 o Trident Cyber9320/9680 サーバを作成するには: XF98TGUIServer を YES にします。 o Matrox Millennium/Mystique サーバを作成するには: XF98MGAServer を YES にします。 o Cirrus Logic CLGD7555 サーバを作成するには: XF98SVGAServer を YES にします。 o EGC サーバを作成するには: XF98EGCServer を YES にします。 o NEC S3 サーバを作成するには: XF98NECS3Server を YES にします。 o S3 PW/PCSKB サーバを作成するには: XF98PWSKBServer を YES にします。 o S3 PW/LB サーバを作成するには: XF98PWLBServer を YES にします。 o S3 GA-968 サーバを作成するには: XF98GA968Server を YES にします。 o Xnest サーバを作成するには: XnestServer を YES にします。 o 複数の X サーバ を作成する場合は、ServerToInstall の行のコメントを 外し、デフォルトのサーバ(つまり、シンボリックリンクファイル「X」が 指す先)にしたい X サーバの名称を設定します。 o XF86SvgaDrivers には、SVGA サーバに組み込みたいドライバのリストを設 定します。 o XF86Vga16Drivers には、16 色 サーバに組み込みたいドライバのリストを 設定します。 o XF86Vga2Drivers には、白黒 VGA サーバに組み込みたいドライバのリスト を設定します。 o XF86MonoDrivers には、白黒サーバあるいは VGA16 サーバに組み込みたい 非 VGA ドライバのリストを設定します。 (VGA ドライバと 非 VGA ドライ バの両方を含むサーバを作成するとき) o 注意: ドライバの順番によってドライバの検出の順番が決まります。 `汎 用' (`generic') ドライバの検出は必ず成功するので、 Mono と VGA16 と SVGA サーバに組み込む順序は最後にしなければなりません。 o 動的ロード可能モジュール(例えば PEX, XIE)を使用するには: ExtensionsDynamicModules を YES にします。 o PEX 機能拡張を組み込むには: BuildPexExt を YES にします。 o X イメージ機能拡張を組み込むには: BuildXIE を YES にします。 o GLX 機能拡張を組み込むには: BuildGlxExt を YES にします。 o ダブルバッファ機能拡張を外すには: BuildDBE を NO にします。 o 記録機能拡張を外すには: BuildRECORD を NO にします。 o スクリーンセーバ機能拡張を外すには: BuildScreenSaverExt を NO にし ます。 o この機構を使って他の機能拡張を外すこともできますが、これはお勧めで きません。なぜなら、サーバのサイズの節約にもなりませんし、できたサ ーバが色々な点でおかしくなることさえあるからです。 4. 標準配布物に含まれないドライバを組み込む場合は、 drivers/vga256 に ディレクトリを作成し( 白黒サーバの VGA2 部分の場合は drivers/vga2、 16 色サーバの場合はdrivers/vga16、白黒サーバと 16 色サーバの非 VGA 部分の場合は drivers/mono)、ソースファイルと .o ファイルのいずれか と適切な Imakefile をこのディレクトリにコピーします。このディレクト リの名前はドライバの名前と同じでなければなりません(詳しくは VGADriverDoc ディレクトリにあるドキュメントを参照してください)。 訳注: ディレクトリの位置は実際には drivers/vga256 -< vga256/drivers, drivers/vga2 -< vga2/drivers, drivers/vga16 -< vga16/drivers, drivers/mono -< mono/drivers となっています。) 5. Makefile を作成するには、以下のコマンドを実行します: ./mkmf 6. `make' を実行して、設定したようにサーバをリンクします。 7. `make install' を実行して、新しいサーバをインストールします。 8. `make clean' を実行して、この作業で作成したファイルを削除します。 9. xf86site.def ファイルを編集し、作成するサーバやサーバに組み込むドラ イバの選択を変更した場合には、上記の手順を繰り返してください。組み 込む X サーバ機能拡張の選択を変更した場合は、 `./mkmf' の代わりに `make Makefile' を実行すれば十分です。 10. `-showconfig' オプションを付けてX サーバを実行すれば、X サーバに含 まれているドライバを調べることができます。組み込まれている機能拡張 を調べるには、X サーバを起動して `xdpyinfo' を実行してください。 $XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/Japanese/LinkKit,v 3.1.2.3 1999/11/26 15:22:59 hohndel Exp $ $XConsortium: LinkKit.sgml /main/8 1996/10/27 11:05:58 kaleb $ 2. 日本語訳について 日本語訳は X Japanese Documentation Project が行いました( 翻訳(XFree86 3.3): 岡本一幸( , 更新(XFree86 3.3.3): 藤原輝嘉 , 校正: 山下純司 )。問題点の 指摘やご意見は藤原まで御連絡ください。原文の著作権は XFree86 プロジェ クト社にあり、日本語訳に関する権利は X Japanese Documentation Project にあります。