Number Nine I128 ユーザ向けの情報 The XFree86 Project Inc. 24 October 1998 The X Japanese Documentation Project 29 January 1999 ____________________________________________________________ 目次 1. サポートしているハードウェア 2. 機能: 3. 設定: 4. Silicon Graphics 社製のフラット液晶パネルディスプレイ用のモード行 5. 作者 6. 日本語訳について ______________________________________________________________________ 1. サポートしているハードウェア アクセラレーション付きの I128 サーバが現在サポートしているカードを以下 に示します: o Imagine 128 (Texas Instruments TVP3025 または IBM528 RAMDAC を載せ た I128)。4MB の VRAM を載せたカードでテストを行いました。 o Imagine 128 Ticket 2 Ride (IBM526 または 528 RAMDAC を載せた I128-T2R)。4MB と 8MB の VRAM, DRAM を載せたカードでテストを行いま した。 o Imagine 128 Revolution 3D (IBM526 RAMDAC を載せた I128-R3D)。4MB, 8MB, 16MB の WRAM や SGRAM を載せたカードでテストを行いました。 o Imagine 128 Revolution IV (SILVERHAMMER RAMDAC を載せた I128-R4)。 メモリを 32MB 載せたカードでテストを行いました。 2. 機能: o リニアフレームバッファを使用できます o そのカードで使用できる最大までの解像度をサポートしています o 8 bpp, 16 bpp (色の深さは 15 と 16), 32 bpp (色の深さは 24で、タイ プは sparse) をサポートしています o RGB Sync-on-Green (RGB の G 信号に同期信号を乗せるタイプの出力形 式)をサポートしています。 o グラフィックスアクセラレータを利用できます 3. 設定: I128 ドライバはサポートしているハードウェアを全て自動検出するはずなの で、XF86Config ファイルの "Device" セクションで Identifier を指定する 以外には、何もする必要がないはずです。XF86Setup プログラムや xf86config プログラムを実行した場合には、単に I128 カードを選ぶだけで 正しいサーバが選択されるでしょう。RAMDAC, クロックチップは指定する必要 はありませんし、指定してはなりません。つまり、クロック値はセットアップ プログラムに検出させてやります。ドライバは搭載されている RAM の量も自 動的に検出します。 I128 ドライバがサポートしている "Device" セクション用のオプションを以 下に示します: o Option "dac_8_bit" 8ビット DAC のサポートを有効にします。 o Option "no_accel" ハードウェアアクセラレーションを全て無効にします。 o Option "sync_on_green" Sync-on-Green を必要とするモニタに対する設定を有効にします(これらの モニタは普通、ワークステーション用の周波数が固定のモニタです)。 4. Silicon Graphics 社製のフラット液晶パネルディスプレイ用のモード行 o 以下に示すのは、T2R4 (Rev 4) で Silicon Graphics 社製のフラット液晶 パネルディスプレイを使うために必要なモード行です。 o Modeline "1600x1024d32" 103.125 1600 1600 1656 1664 1024 1024 1029 1030 HSkew 7 +Hsync +Vsync o Modeline "1600x1024d16" 103.125 1600 1600 1656 1664 1024 1024 1029 1030 HSkew 5 +Hsync +Vsync o Modeline "1600x1024d08" 103.125 1600 1600 1656 1664 1024 1024 1029 1030 HSkew 1 +Hsync +Vsync o Modeline "800x512d32" 54.375 800 800 840 848 512 512 514 515 HSkew 7 DoubleScan +Hsync +Vsync o Modeline "800x512d16" 54.375 800 800 840 848 512 512 514 515 HSkew 5 DoubleScan +Hsync +Vsync o Modeline "800x512d08" 54.375 800 800 840 848 512 512 514 515 HSkew 1 DoubleScan +Hsync +Vsync 5. 作者 Robin Cutshaw, robin@XFree86.Org o Galen Brooks, galen@nine.com さんには特に助けていただきました。 $XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/Japanese/README.I128,v 1.1.2.2 1999/11/26 15:23:04 hohndel Exp $ 6. 日本語訳について 日本語訳は X Japanese Documentation Project が行いました (翻訳: 藤原輝 嘉 , 校正: 山下純 司 )。問題 点の指摘やご意見は藤原まで御連絡ください。原文の著作権は XFree86 プロ ジェクト社にあり、日本語訳の著作権は X Japanese Documentation Project にあります。