Alliance Promotion チップセットユーザ向けの情報 Henrik Harmsen (Henrik.Harmsen@erv.ericsson.se) 23 February 1998 The X Japanese Documentation Project 13 January 1999 ____________________________________________________________ 目次 1. サポートしているチップセット 2. アクセラレーション 3. 設定 4. 日本語訳について ______________________________________________________________________ 1. サポートしているチップセット SVGA サーバの apm ドライバは Alliance Promotion(www.alsc.com)グラ フィックスチップセット用です。以下に挙げるチップセットがサポートされて います: o 6422 色展開ハードウェア機能がない古いチップセット(テキストアクセラレー ション) o AT24 Diamond Stealth Video 2500 で使われています。AT3D に非常に似ていま す。 o AT25, AT3D AT3D は Hercules Stingray 128/3D で使われています。Voodoo Rush ベー スの他のカードのほとんどが AT25 を使っています。これは、3D のサポー トが無い以外は全く同じものです。 2. アクセラレーション apm ドライバは SVGA ドライバで XAA(XFree86 Acceleration Architecture) を使っています。このドライバは以下のアクセラレーションをサポートしてい ます: o bitblt (長方形領域のコピー操作) o 線 (実線、単独のピクセル) o 塗りつぶした長方形 o CPU->スクリーンの色展開(テキストアクセラレーション)。6422 では使え ません。 o ハードウェアカーソル 8, 16, 32 bpp モードは全て使えます。24bpp モードはサポートされていませ ん。VESA DPMS 省電力モードは完全にサポートされており、"standby", "suspend", "off" モードが使えます(設定は "xset dpms" コマンドで行いま す)。 3. 設定 最初に: XF86Setup を実行して、正しい設定を行ってください。 ハードウェアカーソルを無効にするには、以下の行を XF86Config ファイルの Device セクションに挿入します: Option "sw_cursor" ハードウェアアクセラレーションを無効にするには、以下の行を挿入します: Option "noaccel" 搭載しているビデオ RAM の量や使っているチップセットを設定ファイルで指 定せず、ドライバに検出させるようにしてください。また、Device セクショ ンには "clocks" 行を書かないでください。なぜなら、これらのチップは完全 にプログラマブルなクロックを持っており、ユーザが指定する(ほとんど) 全 てのモード行を受け入れることができるからです。特定のクロック値で設定に 失敗することもありますが、その場合には少しだけクロック値を変えればうま く動作するはずです。 $XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/Japanese/README.apm,v 1.1.2.2 1999/11/26 15:23:15 hohndel Exp $ 4. 日本語訳について 日本語訳は X Japanese Documentation Project が行いました (翻訳: 藤原輝 嘉 , 校正: 金田浩 司 )。 問題点の指摘やご意見は藤原まで御連絡ください。原文の著作権は XFree86 プロジェクト社にあり、日本語訳の著作権は X Japanese Documentation Project にあります。