10.3. ブートローダーのオプション

図 10-3. ブートローダーのオプション

ブートローダーとしてGRUB か LILOをインストールするオプション があります。ブートローダーをインストールしない場合は、 ブートローダーをインストールしないを 選択します。ブートローダーをインストールしない選択をする 場合は、ブートディスクの作成して、または、他の方法(例えば、 他社のブートローダー)で、システムが起動できることを確認 しておいてください。

ブートローダーのインストールを選択する場合は、インストールするブートローダー(GRUBまたはLILO)、 及びブートローダーのインストール先(マスターブートレコードまたは /boot パーティションの最初のセクタ)を選択する必要があります。 これをブートローダーとして使用する場合は、MBRにブートローダーをインストールします。 別のブートローダーを使用する場合は、LILOかGRUBを/boot パーティションの最初のセクタにインストールし、 その別のブートローダに Red Hat Enterprise Linuxを起動させるように設定します。

システムの起動時に使用されるようカーネルに特定のパラメータを渡すには、 そのパラメータをカーネルパラメータテキストフィールドに入力します。 たとえば、IDE CD-ROM Writer を使用する場合は、 カーネルにSCSIエミュレーションドライバを使用するよう指示できます。 SCSIエミュレーションドライバは、cdrecordを使用する前に、 カーネルパラメータとしてhdd=ide-scsiを設定することにより ロードされる必要があります(hddはCD-ROMデバイスです)。

ブートローダーとしてGRUBを選択すると、GRUBパスワードを設定することによってパスワードで保護することができます。GRUBパスワードを使用 を選択して、パスワードフィールドにパスワードを入力します。 パスワードの確認テキストフィールドに同じパスワードをタイプします。 暗号化したパスワードとしてファイルに保存するには、GRUBパスワードを暗号化 を選択します。ファイルが保存されるときに暗号化オプションが選択されている場合、 入力したプレーンテキストのパスワードは暗号化されてキックスタートファイルに書き込まれます。 すでに暗号化されているパスワードをタイプしてパスワードの暗号化を選択することはしないでください。

ブートローダーとしてLILOを選択する場合は、リニアモードを 使用するかどうかと、lba32モードの使用を強制するかどうかを 選択します。

インストール方法ページで、 既存のインストールをアップグレードを選択している 場合、既存のブートローダーをアップグレード を選択すると、既存のブートローダーをアップグレード して、同時にその古い既存エントリを保存します。