15.4. ディスクレス環境の設定を終了します。

ネットワークブートツールのグラフィカルバージョンを使用するには、 X Window システムを実行していて、root権限を持ち、 redhat-config-netbootRPMパッケージをインストールしている必要があります。 デスクトップからネットワークブートツールを起動するには、 メインメニューボタン (パネル上) => システム設定 => サーバ設定 => ネットワークブートサービス の順で進みます。あるいは、シェルプロンプトでredhat-config-netboot コマンドを入力します(例、XTermGNOME ターミナル)。

はじめてネットワークブートツールを起動した場合は、 はじめてのDruidからディスクレス を選択します。あるいは、プルダウンメニューから設定 => ディスクレスと選択して、 追加をクリックします。

ウィザードが現われてプロセスをステップ順に進めて行きます。

  1. 最初のページで進むをクリックします。

  2. ディスクレス識別子のページで、 ディスクレス環境の名前説明 を入力します。進むをクリックします。

  3. 項15.3で設定したNFSサーバーのIPアドレスか ドメイン名、及びディスクレス環境としてエクスポートしたディレクトリを入力します。 進むをクリックします。

  4. ディスクレス環境でインストールされたカーネルのバージョンが一覧表示されます。 ディスクレスシステムでブートするカーネルバージョンを選択します。

  5. 適用をクリックして設定を終了します。

適用をクリックしたら、 ディスクレスカーネルととイメージファイルが選択したカーネルに基づいて 作成されます。これらがPXEブートディレクトリの /tftpboot/linux-install/<os-identifier>/にコピーされます。 snapshot/ディレクトリがroot/ ディレクトリと同じディレクトリ内に作成されます (例、/diskless/i386/RHEL3-AS/snapshot/)。 このディレクトリにはfilesというファイルが格納されています。 このファイルには、各ディスクレスシステムのための読み取り/書き込みができる ファイルとディレクトリの一覧が含まれています。 このファイルは変更しないでください。この一覧に追加エントリが必要な場合は、 filesファイルと同じディレクトリ内に files.customファイルを作成してから 別の行に各追加ファイルかディレクトリを追加します。