第 33章. マウスの設定

インストールプログラムでユーザーはシステムに接続するマウスの種類を選択することができます。 システムに別の種類のマウスを設定するには、マウス設定ツールを使用します。

マウス設定ツールを起動するには、 メインメニューボタン (パネル上) => システム設定 => マウスの順で選択するか、シェルプロンプト (例、XTerm、GNOMEターミナル)で、redhat-config-mouseコマンドを入力します。 X Window Systemが実行されていない場合、同ツールのテキストベース版が起動します。

図 33-1. マウスの選択

システムに新しいマウスの種類を選択してください。正確に適合するものがなければ、 システムとそのマウスに最も互換性があるものを選択します。

ノートブック型コンピュータにあるタッチパッドなどの内蔵型ポインティングデバイスは、 通常、PS/2と互換性があります。

マウスタイプの後の()内に、PS/2シリアルUSBなどの指定マウスポートが表示されています。

PS/2マウスポートは次のような形態をしています。.

シリアルマウスポートは次のような形態をしています。.

USBマウスポートは次のような形態をしています。.

特定のマウスモデルがリストにない場合、汎用 エントリの中からボタンの数とインターフェースが合うものを選択してください。

ティップヒント
 

スクロールボタンを使用している場合は、 汎用 - ホィールマウスの中からポートが適合するエントリを選択します。

ホィールマウスのスクロールボタンは、テキストの切り取り、テキストの貼り付け、 その他3ボタン機能用の3ボタンとして使用できます。 2マウスボタンを使用する場合は、3ボタンクリックをエミュレートする を選択して2ボタンマウスを3ボタンマウスとして使用できます。 これを選択した場合、 左右ボタンを同時にクリックすることで3ボタンをクリックしたのと同じ機能を果たします。

シリアルポートマウスを選択した場合、シリアルデバイス をクリックして/dev/ttyS0 などマウス用の適切なシリアルデバイス番号を設定します。

OKをクリックして新しいマウスタイプを保存します。 この設定は/etc/sysconfig/mouseファイルに書き込まれ、 コンソールマウスサービスのgpmが再スタートします。 この変更は X Window System の設定ファイル/etc/X11/XF86Config にも書き込まれます。しかし、 マウスタイプの変更は現在の X セッションに自動的に適用されるわけではありません。 新しいマウスタイプを有効にするには、グラフィカルデスクトップからログアウトして、 ログインし直してください。

ティップヒント
 

左利きユーザー用に左右のマウスボタン設定を置き換えるには、 メインメニュー(パネル上) => 個人設定 => マウスの順で進み、 マウスの向きで左利きのマウスを使用するを選択します。