2.3. スワップ領域の削除

スワップ領域を削除するには次の方法で実行します。

  1. ハードドライブが使用中であってはいけません(パーティションはマウントされていない状態で、 スワップスペースは無効でなければなりません)。 これを達成するのに一番簡単な方法は、レスキューモードでシステムをブートすることです。 レスキューモードでのブートの仕方は第11章を参照してください。 ファイルシステムをマウントするように要求された時は、Skipを選択します。

    別の方法として、そのドライブが使用中のパーティションを含んでいない場合、 アンマウントして、swapoffコマンドでハードドライブ上の すべてのスワップ領域を無効にします。

  2. シェルプロンプトで rootとして、次のコマンドを実行し、 スワップパーティションが無効になっていることを確認します (/dev/hdb2はスワップパーティションとします)。

    swapoff /dev/hdb2
  3. /etc/fstabからそのエントリを削除します。

  4. partedを使用してパーティションを削除

    • シェルプロンプトで rootとして、parted /dev/hdb コマンドを入力します。 ここで /dev/hdbは、 削除されるスワップ領域を持つハードドライブのデバイス名です。

    • (parted)プロンプトで、printと入力して 既存のパーティションを表示し、削除したいスワップパーティションのマイナー番号を確認します。

    • (parted) プロンプトで、 rm MINORと入力します。 ここでMINORとは、削除するパーティションのマイナー番号です。

      警告警告
       

      変更はすぐに反映されます。注意して正しいマイナー番号を入力してください。

    • quitと入力して、partedを終了します。

スワップファイルを削除するには次の方法で実行します。

  1. シェルプロンプトで rootとして、次のコマンドを実行してスワップファイルを無効にします(ここで、/swapfileはスワップファイルのことです)。

    swapoff /swapfile
  2. /etc/fstabからそのエントリを削除します。

  3. 次のコマンドで実際のファイルを削除します。

    rm /swapfile