21.4. ntsysv

ntsysv ユーティリティは、 サービスを有効/無効にするための単純なインターフェイスを提供します。 ntsysvを使用すれば、 xinetdによって管理されるサービスのオン/オフを 切り替えることができます。 また、ntsysvを使用して、 ランレベルの設定をすることもできます。 デフォルトでは現在のランレベルのみが設定されています。 別のランレベルを設定するには、 --levelオプションを付けて1つ又は複数のランレベルを指定します。 例えば、ntsysv --level 345コマンドはランレベル3、4、5を設定します。

ntsysvインターフェイスは、 テキストモードのインストールプログラムのような動作をします。 上向き矢印や下向き矢印を使用して、一覧の中を移動します。 スペースキーは、サービスの選択と選択解除を切り替えたり、 またOKボタンやキャンセルボタンを 「押す」場合にも使用します。 サービスの一覧、OKボタンとキャンセルボタン の間などを移動するには、[Tab]キーを使用します。 *はサービスが有効になっていることを示します。 [F1]キーを押すと、選択しているサービスの簡単な説明が表示されます。

警告警告
 

xinetdで管理されているサービスはすぐに ntsysvに反応します。その他のサービスは全て、 すぐには反映されません。コマンドservice daemon stopを使用して個々のサービスを開始したり停止する必要があります。 今の例では、daemonを停止したいサービスの 名前、 例えばhttpdに入れ換えます。 stopの代わりに、 startrestart を指定すると起動や再起動をすることができます。