Nautilusを使用して、ネットワーク上の使用可能なSamba共有を表示することができます。 パネル上のメインメニューボタン =>ネットワークサーバと進んで、 ネットワークのSambaのワークグループ一覧を表示します。また、Nautilusの場所:バーに smb:と入力してワークグループを表示することも出来ます。
図24-6に示してある様に、ネットワーク上の それぞれの利用できるSMBワークグループのアイコンが現れます。
これらのワークグループアイコンの1つをダブルクリックすると、そのワークグループ内の コンピュータの一覧を表示することが出来ます。
図24-7で見ることが出来る様に、ワークグループ内の 各マシン用にアイコンが1つずつあります。どれかアイコンをダブルクリックするとマシン上の Samba共有を表示することが出来ます。ユーザー名とパスワードが必要な場合は、その様に 要求されます。
代わりに、次の構文を使ってNautilusの 場所:バーにSambaサーバーと共有名を指定することもできます(<servername> と <sharename>に適切な値を入れます)。
smb://<servername>/<sharename>/ |
Sambaサーバーのネットワークを問合せするには、 findsmbコマンドを使用します。 見つかった各サーバーに対して、そのIPアドレス、NetBIOS名、ワークグループ名、 オペレーティングシステム、SMBサーバーのバージョンが表示されます。
シェルプロンプトからSamba共有に接続するには、次のコマンドを入力します。
smbclient //<hostname>/<sharename> -U <username> |
<hostname>には、接続するSambaサーバーの ホスト名またはIPアドレスを入れ、<sharename>には、 ブラウズする共有ディレクトリの名前を入れ、 <username>には、 このシステムのSambaユーザー名を入れます。 正しいパスワードを入力します。ユーザーのパスワードが必要ない場合は
smb:\>プロンプトが表示されれば、正しくログインできたことになります。ログインした後は、helpと入力するとコマンドの一覧が表示されます。ホームディレクトリの内容を参照するには、sharenameにユーザー名を指定します。-Uスイッチを指定しない場合は、現在のユーザーのユーザー名がSambaサーバーに渡されます。
smbclientを終了するには、smb:\>プロンプトでexitと入力します。
Samba共有をディレクトリにマウントすると、ディレクトリ内のファイルが あたかもローカルファイルシステムの一部であるかのように扱うことができるため 便利なことがあります。
Samba共有をディレクトリにマウントするには、ディレクトリが存在しなければ それを作成してから、次のコマンドをrootとして実行します。
mount -t smbfs -o username=<username> //<servername>/<sharename> /mnt/point/ |
このコマンドで<servername>からの <sharename>を ローカルディレクトリ/mnt/point/内にマウントします。