par-report、Qpar-report

 

自動パラレライザーの診断情報を制御します。

IDE オプション

Windows: なし

Linux: [Compilation Diagnostics (コンパイル診断)] > [Auto-Parallelizer Report (OpenMP レポート)]

Mac OS X: [Diagnostics (診断)] > [Auto-Parallelizer Report (自動パラレライザー・レポート)]

アーキテクチャー

IA-32、インテル® 64、IA-64 アーキテクチャー

構文

Linux および Mac OS X:

-par-report[n]

Windows:

/Qpar-report[n]

引数

n

表示する診断情報のレベルを示す値。設定可能な値は以下のとおりです。

0

診断情報を表示しません。

1

正常に自動並列化されたループの診断メッセージを表示します。コンパイラーは、並列ループに対して "LOOP AUTO-PARALLELIZED" メッセージを出力します。

2

正常に自動並列化されたループと自動並列化に失敗したループの診断メッセージを表示します。

3

2 で表示される診断メッセージに加えて、自動並列化を妨げると判明した依存関係、または想定される依存関係についての追加情報 (並列化されない理由) を表示します。

デフォルト

-par-report1
または /Qpar-report1

n を指定しない場合、コンパイラーは正常に自動並列化されたループの診断メッセージを表示します。コマンドラインでオプションを指定しない場合、デフォルトではメッセージを表示しません。

説明

このオプションは、自動パラレライザー (並列最適化機構) の診断情報を制御します。このオプションを使用するには、-parallel (Linux および Mac OS X) または /Qparallel (Windows) も指定する必要があります。

このオプションがコマンドラインで指定された場合、診断レポートが stdout に出力されます。

代替オプション

なし