プリコンパイル済みヘッダーファイルを使用するようコンパイラーに指示します。
Windows: なし
Linux: [Precompiled Headers (プリコンパイル済みヘッダー)] > [Automatic Processing for Precompiled Headers (プリコンパイル済みヘッダーの自動処理)]
Mac OS X: [Precompiled Headers (プリコンパイル済みヘッダー)] > [Precompile Prefix Header (プリフィックス・ヘッダーのプリコンパイル)]
IA-32、インテル® 64、IA-64 アーキテクチャー
Linux および Mac OS X: |
-pch |
Windows: |
なし |
なし
オフ |
コンパイラーは、指示がない限り、プリコンパイル済みヘッダーファイルを作成または使用しません。 |
このオプションは、適切なプリコンパイル済みヘッダーファイル (PCH ファイル) を使用するようコンパイラーに指示します。利用可能な PCH ファイルがない場合、sourcefile.pchi が作成されます。このオプションは、複数のソースファイルをサポートします。
ヘッダーファイルが同じ場合、-pch オプションは他のソースから作成された PCH ファイルを使用します。例えば、-pch を使用して source1.cpp をコンパイルすると、source1.pchi が作成されます。その後、-pch を使用して source2.cpp をコンパイルすると、コンパイラーは同じヘッダーを検出した場合 source1.pchi を使用します。
ソースでリストされたヘッダーファイルの構成方法によっては、このオプションはコンパイル時間を増大させることもあります。PCH オプションを使用してコンパイル時間を最適化する方法については、「プリコンパイル済みヘッダーファイル」を参照してください。
なし
次のコマンドラインについて考えてみます。
icpc -pch source1.cpp source2.cpp
.pchi ファイルが存在しない場合、次の出力ファイルが生成されます。
"source1.cpp": プリコンパイル済みヘッダーファイル "source1.pchi" を作成しています。
"source2.cpp": プリコンパイル済みヘッダーファイル "source2.pchi" を作成しています。
.pchi ファイルが存在する場合、次の出力ファイルが生成されます。
"source1.cpp": プリコンパイル済みヘッダーファイル "source1.pchi" を使用しています。
"source2.cpp": プリコンパイル済みヘッダーファイル "source2.pchi" を使用しています。