vec-report、Qvec-report

 

ベクトライザーの診断情報を制御します。

IDE オプション

Windows: なし

Linux: [Compilation Diagnostics (コンパイル診断)] > [Vectorizer Diagnostic Report (ベクトライザー診断レポート)]

Mac OS X: [Diagnostics (診断)] > [Vectorizer Diagnostic Report (ベクトライザー診断レポート)]

アーキテクチャー

IA-32 アーキテクチャーおよびインテル® 64 アーキテクチャー

構文

Linux および Mac OS X:

-vec-report[n]

Windows:

/Qvec-report[n]

引数

n

表示する診断情報のレベルを示す値。設定可能な値は以下のとおりです。

0

診断情報を表示しません。

1

ベクトル化されたループを表示します。

2

ベクトル化されたループとベクトル化されなかったループを表示します。

3

ベクトル化されたループとベクトル化されなかったループ、および判明した依存関係または想定される依存関係を表示します。

4

ベクトル化されなかったループを表示します。

5

ベクトル化されなかったループとその理由を表示します。

デフォルト

-vec-report1
または/Qvec-report1

ベクトライザーが有効で n が指定されていない場合、コンパイラーはベクトル化されたループの診断を表示します。コマンドラインでオプションを指定しない場合、デフォルトではメッセージを表示しません。

説明

このオプションは、ベクトライザーの診断情報を制御します。ベクトル化レポートは stdout に出力されます。

n を指定しない場合、-vec-report1 (Linux および Mac OS X) または /Qvec-report1 (Windows) を指定するのと同じです。

ベクトライザーは、-ax または -x (Linux および Mac OS X)、/Qax または /Qx (Windows)、/arch:SSE または /arch:SSE2 (Windows)、fast など、特定のコンパイラー・オプションが指定されると有効になります。

代替オプション

なし